○ボーイスカウト運動の目的
 スカウトとは、軍隊での「斥候」という意味ですが、ベーデン・パウエルは「スカウティング・フォア・ボーイズ」という著書をもとにボーイスカウト運動を進めるにあたり、ボーイスカウトとは「先駆者」として、「自ら率先して幸福な人生を切り開き、社会の発展に貢献する少年」であると説きました。

 財団法人ボーイスカウト日本連盟は、その目的を「ボーイスカウトの組織を通じ、青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し、かつ、誠実、勇気、目信及び国際愛と人道主義を把握し、実践できるよう教育すること」と定めています。

 そして、その基本方針については、「ボーイスカウト運動は、ちかいとおきての実践を基盤とし、ベーデンーパウエルの提唱する班制教育と、各種の進歩制度と野外活動を、幼年期より青年期にわたる各年齢層に適応するように、ビーバースカウト、力ブスカウト、ボーイスカウト、ベンチャースカウト及びローバースカウトに分け、成入指導者の協力によってそれぞれに即し、しかも一貫したプログラムに基づいて教育することを基本方針とする」としています。

○ボーイスカウト運動の基本
 ボーイスカウト運動は身近な地域社会の中で行われる奉仕活動を基本としています。
 1974年(昭和49年)「第1回全国スカウトフォーラム」で、「スカウト奉仕の日を設定し、全国一斉に奉仕活動を展開しよう」というアピールがスカウトたちにより採択されました。
 全国各地では、環境美化をはじめ、募金活動、老入ホーム訪問などのほか、スカウトが自分たちで出来る奉仕活動を行っています。
 ボーイスカウトは、自分のことだけではなく、人の役に立つことの大切さを学ぶ活動を実践します。
ボ ー イ ス カ ウ ト 運 動 の 目 的