○創始 ~Scouting is beginning~
 ボーイスカウト活動(スカウティング)の芽生えは、その創始者であるベーデンパウエル(イギリス)の少年時代にさかのぼります。彼はイギリスの軍人としてアフリ力やインドに駐とんしましたが、その時の生活経験の中からボーイスカウト活動のヒントが生まれたと言われています。自然の中での観察や体験、グループでの遊びの楽しさ、素晴らしさを教えるプログラムは、彼が退役してから開花しました。

 1907年、ベーデン-パウエルは20人の少年達とともに、ブラウンシー島でキャンプをしました。そのキャンプは、都会育ちの少年たちに夢を与え、その冒険心を満たす素晴らしいキャンプでした。彼は、その成果をもとにして1908年に「スカウティング・フォア・ボーイズ」という本を著し、本格的なボーイスカウト運動がスタートしました。


○日本でのボーイスカウト活動の芽生え
 日本でのボーイスカウト活動の始まりは、1913年(大正2年)で、東京、京都、旭川、沼津、静岡、大阪、福岡、富山等で少年団という名称でスタートしました。1920年(大正9年)にロンドンで行われた第1回世界ジャンボリーには、日本からも参加しています。
ボ ー イ ス カ ウ ト 活 動 の 始 ま り